赤々と燃え盛る、これぞ男の火祭り 鬼夜

毎年1月7日に、福岡県久留米市大善寺にある神社。

玉垂宮で行われるお祭りです。

国指定重要無形民俗文化財にも指定され、
その歴史は、なんと約1600年。

諸説ありますが、日本三大火祭りの1つです。

夜に、6本もの大松明(長さ約13m、重さ約1.2トン)を燃やし、
それをふんどし姿の男衆が、カリマタと言われる木の枝で持ち上げ、
そのまま境内を駆け巡るという、大迫力のお祭りです。

大松明の火の粉をあびると無病息災といわれているので、
毎年この御利益にあやかろうと大勢の人で賑わいます。

大善寺玉垂宮の鬼夜のアクセス

鬼夜が行われるのは、福岡県久留米市大善寺玉垂宮と言う神社です。 

最寄駅が西鉄大牟田線の大善寺駅になります。

神社はそこから徒歩5分のところにあり、アクセスはとても簡単です。

福岡天神駅から特急電車に乗ると、最速で、45分ほどで駅に到着します。

自家用車だと、九州自動車道の久留米ICから約40分、
または広川ICから約20分になります。
特に、ひどく渋滞するような道路もないので、スムーズに行けるかと思います。

境内近くには、約400台停められる駐車場がありますが、
満車になることも考えられます。

ちなみに私は、車で行ったことはありません。

やはり、西鉄電車が便利だからです。電車もそこまで混まないし、
久留米市街の中心地になる西鉄久留米駅までは10分ほどで行けます。

大善寺玉垂宮の鬼夜の見どころ

この鬼夜というお祭りは、鬼会(おにえ)という日程の最終日のことを言います。

1月7日の午後13時からいろいろな神事が行われていますが、
一番見応えがある神事が、21時頃から始まる「大松明廻し」です。

終了するのは、23時頃です。

このお祭りの観覧は、基本的無料ですが、ゆっくり座って見たい!と言う方には、
桟敷スタンドが有料で用意されています。

限定300席で、料金は2000円です。12月1日から受け付けが開始されます。

申し込みやお問い合わせは、玉垂宮の社務所0942-27-1887になります。

個人的には、無料のほうが思いっきり堪能できると思います。

「大松明廻し」の準備には、それぞれの大松明に1人ずつ男性が登って、
松明が燃えやすくする作業があるんですが、
何をするかと言うと、火事のように燃えている炎に近づいて縄をほどくんです。

見ている方は、もうハラハラドキドキです。

桟敷スタンドでは見えづらい、そんな勇士の姿が間近で見られるんです。

それに、きっと大松明と一緒に移動したほうが、火の粉は浴びれますし、
女性目線で言わせてもらうなら、ふんどし姿の美尻男性が目の保養にもなります。
なので、無料がお得感満載だと思います。

大善寺玉垂宮の鬼夜を観覧するときは、ここに注意!

さすがに火祭りと言えど、冬の夜のお祭りなので、とても冷え込みます。

しっかり防寒できる服装で臨んで下さいね。カイロも忘れずに!

そして、神事中は大松明の煙がモクモク、火の粉がパラパラ降ってきます。

服が焦げくさい臭いになるので、あらかじめ覚悟して行って下さいね。

 また、食事についてですが、鬼夜の観客のほとんどが、「大松明廻し」をメインで見に行きます。

終了するまで待っていたら、お腹がすきますよね。

境内には、露店が沢山出てますので、それお腹を満たすのも1つの手ですが、
私的には、「大松明廻し」の前に、済ませておくことをお薦めします。

そこで、1つ耳よりなグルメ情報があります。玉垂宮のある大善寺辺りは、
以前からうなぎ屋さんが有名なんです。

代表的なうなぎ料理として、かば焼き、うな丼、ひつまぶしなどが浮かぶと思いますが、
大善寺のうなぎ料理の中では、せいろ蒸しというのが有名です。

甘じょっぱいたれが、ご飯にやさしく染み込み、ご飯の上に盛られた
ウナギもふわふわに蒸しあげられ、アツアツでとても美味しいんです。

ぜひそんなうなぎ料理で精を付けて、鬼夜に臨まれたらいかがでしょうか?

大善寺玉垂宮の鬼夜まとめ

この鬼夜には、何度か足を運びましたが、いつ見ても圧巻です。真冬のさっむ~~~い夜に、いろんな意味でこんなに熱いお祭りは見たことありません。

しかも、久留米市では、これが新年明け最初の大きなお祭りなので、鬼夜に行けば、活気づいてその1年が、健康で有意義なものになる気がします。

すでに行かれたことがある方も、ない方も、ぜひ来年の縁担ぎに行ってみてはいかがでしょうか。