城島酒蔵開きへのアクセスと美味しく楽しむ方法

福岡県久留米市には、神戸の灘、京都の伏見、広島の西条と並ぶほど、
有数の酒蔵の町があることをご存知ですか?それは、市の南西部にある
城島町です。

そこでは、毎年2月に、九州最大級の酒蔵開きが開催されます。
角うちや飲み比べなどの盛りだくさんのイベントがあり、
大勢の来場客で賑わいます。

日本酒に消極的だった私も、この酒蔵開きに来て、大ファンになりました。

城島の酒蔵開きへのアクセス

気兼ねなくお酒を飲める方法!

お酒を楽しむなら、絶対公共交通手段で行くことをお薦めします!

この酒蔵開きでは、西鉄大牟田線の三潴駅、またはJR荒木駅まで行くと、
無料シャトルバスが運行しています。

シャトルバスは、メイン会場や町内にある蔵元を巡回して走ります。
運行時間は9:00~17:00です。
私もこのバスを利用しながらメイン会場や蔵元を回りました。

思ったほど混むこともなく、スムーズに乗り降りができましたよ。
ただ次第に酔いもまわってくるので、陽気な人たちが増えてきます

それもまた楽しいです。

ハンドルキーパーがいるなら、自家用車での来場も可能です。

駐車場も2か所用意され、合計700台も駐車できます。

でも、メイン会場からはちょっと離れてるんですよ。
そう考えるとやっぱり公共交通機関を利用したほうが良さそうです。

それか、もう1つ、とっておきな便利なアクセス方法があります。

それは久留米市街中心部のホテルと酒蔵開きがパックになった
宿泊プランです。宿泊代が10%割引になる他、ホテルから
メイン会場までの無料送迎がついてます。
これなら、遠方の方でも、ちょっとした旅行感覚で来られますね。

城島の酒蔵開きをお得に楽しむには、まずメイン会場へ

城島の酒蔵開きは、町内8軒の蔵元が協賛して、2日間にわたって
開催されています。その8軒の蔵元を全部回るというのは、
ちょっと厳しいかと思います。

だったら、これ!まず、メイン会場の酒比べコーナーに行って、
飲み比べチケットを買いましょう。600円で12枚つづりのチケットに
おちょこがついてきます。

コーナーには、30種類以上の日本酒が用意されていて、
お酒のクラスに応じて、チケットの利用枚数が変わります。
私は、この1冊チケットで、6杯は飲めました。

飲み比べと言うだけに、素人の私でも、日本酒の味がそれぞれ
違うことが分かって面白かったです。きっと、あなたも「これが好き!」
というお酒に出逢えると思いますよ。

飲み比べコーナーの他にも、角うちコーナーや、熱燗コーナーも
あります。

さて、お酒には、おつまみも付き物ですよね。ここメイン会場では、
焼き鳥、ラーメンなどのご当地料理などの食べ物や、特産物の露店が
ズラッと並んでいます。特に、元気鍋はこの酒蔵開きの名物鍋。
地元でとれた野菜や団子がモリモリ入っていて、寒い冬でも
元気になります。

他にも、筑後の酒造りの唄、昔から伝わっている和太鼓など
見て楽しめる、ステージパフォーマンスもありますよ。
だから、お酒が飲めない方も、ソフトドリンクもあるし、
充分楽しめるかと思います。

 私は、メイン会場で、一緒に来た母とおつまみを食べながら、
美酒に酔っていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。
ほんと時間を忘れるぐらい楽しいし、美味しいイベントなんです。
でも、酒蔵開きに来たなら直接蔵元に行かないと始まらない!
ということで、メイン会場から1番近い蔵元に移動しました。

城島の酒蔵開きでは、蔵元をチョイスして訪れよう

8軒の蔵元とは、旭菊、池亀酒造、筑紫の誉れ、花の露、比翼鶴、
萬年亀、瑞穂錦、杜の蔵です。全部回りたいのは山々ですが、
時間もお酒が入るキャパもなかったので、私が行ったのは、
花の露です。

ここの目玉は、「酒の泉」。どんなものかと言いますと、
順番に積まれた大・中・小の酒樽が数個並んでいて、
一番上の小樽から溢れたお酒が、中樽へそして大樽へと
流れ込みます。それを用意された紙コップに惜しげもなく
好きなだけ注いで良かったんです。しかも、無料。なんと、
太っ腹なサービス。並んでも入った甲斐がありました。
並んだと言っても15分ぐらいでしょうか。

それを蔵元でも販売されているおつまみと一緒に頂いたら、
もうかなり酔いも回っていい気分になってきました。

こんなふうに、それぞれの蔵元で、酒蔵開き限定のイベントや
料理などが用意されています。

蔵元の規模にもよりますが、テーブルとイスが用意されて
腰を据えてお酒を楽しめるところもありますが、やはりスペースが
足りないので、立ったまま、または座り込んで飲んだり、
食べたりすることにはなります。

酒蔵開きに欠かせないトイレの場所・数は?

お酒を飲んだら、トイレが近くなってしまうのは、仕方がない
ことですよね。メイン会場の町民の森に3か所、そして
城島総合文化センターと城島総合支所に合わせて3か所の
トイレがあります。その他、駐車場に1か所ずつ、あとは、
各蔵元のトイレも利用できます。
 どんなに人が多くても、トイレには並んでも10分程で入れました。
トイレでスッキリ。これで、また美味しくお酒が飲めますね。

まとめ

 日本酒を通して、こんなに町が盛り上がるって、とても魅力的な
イベントだと思いました。

日本酒好きな方も、そうでない方もきっと楽しめる城島町の酒蔵開き。
ぜひ、行ってみて下さいね。

そして、同じ市内で、規模は小さいですが、北野町や田主丸町という
所でも、酒蔵開きは行われるんです。城島町で味を占めたあなたは、
こちらもぜひ!